平成二十七年大神楽
桂神楽が、四年振りに大神楽(おおかぐら:夜神楽)を奉納することになりました。
桂神楽は古くからの慣わしにより、他の地域に見られるような、毎年開催する夜神楽とは異なる形態を今も守り続けています。
一説によれば、桂正八幡神社の御祭神が誉田別命(ほんだわけのみこと)であることから、戦勝祈願や大願成就の折に奉納されてきたとされ、現在では宮遷宮や事業成就にあわせて不定期に行われてきました。
そのことは、保存伝承の上ではリスクを伴い、特に最近では過疎化高齢化によるほしゃこ(舞手)の減少で、神楽保存の取り組みも難しくなっていることも事実です。
その様な中、今回は諸塚神社下の立岩公民館が新築落成した事を、館民である氏子の祈願成就を祈念して大神楽(おおかぐら)を奉納する事となりました。
開催日時:平成二十七年二月二十八日(土)~三月一日(日)
2月28日 午前 9時:式典
10時:舞い入れ
3月 1日 午前 9時頃終了
場 所:諸塚村立岩 諸塚神社(下図参照)
日向市より国道327号線を西に進む(約1時間)
諸塚村の中心地より県道50号線に入り約25分
駐車場 :立岩小学校跡グラウンド
【 注 意 】
神楽のすべては神事です。ほしゃこ(舞手)はもとより、事に係わる者が清浄の身であることが求められます。
特に、黒不浄と称して喪に服している期間は一切の神事を行わないとされています。
集落内や、ほしゃこの家庭で不幸があった場合は、突然に夜神楽の中止となる事もあり得ます。
夜神楽は演芸や芸能ではありません。八百万の神々をみこうやに招き夜を徹して行われる神事なのです。
問い合わせ:諸塚村観光協会 (0982-65-0178)
夜神楽の注意点!
夜神楽の鑑賞にも独特のマナーがあります。こちらから